不貞相手と暮らし始めた夫からの離婚請求を拒否。約4年後妻の気持ちの整理がつき、金400万円を支払ってもらうことで離婚に同意し、解決した事例
- 依頼者
- 30代女性(Gさん)
- 婚姻期間
- 約21年
- 子供
- 2人
事案
夫が不貞相手の女性との間に子ができたとして、家を出て、Gさんに離婚請求をしてきました。
Gさんは夫と離婚することはまったく考えられず、離婚を拒否しました。
Gさんの精神的疲弊も大きく、この時点で弁護士が受任しました。
夫から申し立ててきた離婚調停でも、離婚を拒否し、調停不成立となりました。
当方から婚姻費用の調停申立を行い、月額7万円の支払いを受けられることになりました。
お子さんたちはすでに中学生以上と大きかったので、面接交渉はお子さんたちの意思に任せて自由に会わせることとし、お子さんにかかる費用などは臨機応変に夫にも負担をしてもらっていました。
約3年半が経過したところで、Gさんの気持ちも問題解決に向けて動き始めたことから、まずは不貞相手の女性に対して慰謝料請求訴訟を提起しました。
その中で、夫との離婚についても話し合う方向で進み、Gさんも離婚について前向きに受け止めることができました。
解決
夫と不貞相手の女性と連帯して金400万円を支払ってもらい、夫とは離婚するという内容で和解が成立しました。別居から約4年経っていました。